シャンプーで大事なのは、潤滑性と泡立ちのバランス。
入手性や価格帯も考慮すると、個人的に世界一素晴らしいと感じるのがこのサムズディテイリングのシャンプーです。
概要
サムズディテイリングはイギリスの洗車用品メーカーになります。
サムズディテイリングのシャンプーは、コンタクトウォッシュ用の中性シャンプーです。
メーカー国 | 英国 |
用途 | コンタクトウォッシュ用 シャンプー |
液性 (pH) | 中性 |
希釈率 ※メーカー推奨 | 650倍 |
香り | バブルガム |
粘度 | 高 |
希釈率について
英国sam’s detailingのサイトから商品の詳細について確認すると、次のように書かれています。
Squirt one or two squeezes into your wash bucket.
https://www.samsdetailing.co.uk/collections/shampoo/products/shampoo?variant=32041172762693#instructions
直訳すると「ディテイリングバケツに1~2回絞っていれます」となりますが、バケツの水量がどれほどなのか、1プッシュにて出るケミカル量がどれほどなのかが明確に記載されていません。
ちなみにYoutubeでのシャンプー紹介動画では「バケツに2~3回入れて」とあり実にアバウトです。
そのため、のちに日本代理店のarinomamaからは、下記の参考希釈率が掲示されました。
参考希釈倍率: 650倍
https://arinomama.co.jp/products/shampoo
この希釈率ですが、個人的にはもう少し濃いめの400倍をおすすめするものの、これがベストな希釈率だと思います。
サムの言う1プッシュですが、ボトルの口を下にしそこそこの力加減で握るとちょうど30mlほどのケミカルが噴出します。
このレビュー内の下でも詳細を記載していますが、バケツ15Lに対する650倍の希釈では、ケミカルの使用量は約23mlとなりますので、計量カップ等を用いずアバウトに使用する場合1プッシュ強め+追い1プッシュ弱め程度が良いかと思います。
価格表
容量ごとの販売代理店による国内価格・現地のメーカー価格になります。
日本で実際に正規代理店から入手できる価格と、現地の販売価格を比較することで、日本でこのケミカルを使用する際のコスト感を確認します。
500mlサイズ | 5Lサイズ | 5Lサイズの500ml単位 | |
販売価格 (日本) | \3,150 | \20,750 | \2,075 |
販売価格 (英国) | £10.00 | £56.00 | £5.60 |
換算 (1£→185円) | \1,850 | \10,640 | \1,064 |
価格差 (日本⇔英国) | x 1.7 | x 2.0 | x 2.0 |
※換算価格は、2024/02の円相場を考慮した指標地となります
価格に対する意見については完全な主観となりますのでご了承ください。あくまで個人の感想となります。
販売代理店として必要な経費・利益等を考慮すると、適正価格と思われます。
現地価格では、大容量サイズを購入すると、500mlあたり\1,064になるのでお得感はかなりあります。
国内価格では、5Lサイズでは500mlあたり\2,075円のため500mlサイズを\3,150円で買うよりも、500ml単位で約\1,000お得になります。
洗車時の水量ごとの実際のケミカル使用量 (推奨希釈)
メーカー推奨希釈率の650倍で実際の洗車で使用するとき、各水量ごとに必要なケミカル量になります。
水量は5L単位で20Lまで表記しています。
ケミカル量 | |
水量 : 5L | 7.5ml |
水量 : 10L | 15ml |
水量 : 15L | 22.5ml |
水量 : 20L | 30ml |
僕の場合、水量は15L用意することが多いので、その場合のケミカルは20ml+気持ち多めに計る形となります。
ケミカル使用量あたりの単価
前表における実際の洗車1回あたりのコストを、国内価格で表したものになります。
500mlサイズ | 5Lサイズ | |
ケミカル 1ml あたり | \6.3 | \4.2 |
ケミカル 7.5ml あたり (水量5L) | \47 | \32 |
ケミカル 15ml あたり (水量10L) | \95 | \63 |
ケミカル 22.5ml あたり (水量15L) | \142 | \95 |
ケミカル 30ml あたり (水量20L) | \189 | \126 |
僕の場合、水量は15L用意することが多いので、その場合1回洗車するごとに500mlボトルなら142円、5Lボトルなら95円のコストがかかっていることがわかります。
※ちなみにもし現地価格で洗車ができたとしたら、最安値で32円です!
輸入シャンプーはコストで国産シャンプーに劣るのか
僕のように一回の洗車で15Lバケツでシャンプー液を作る際、142円のコストがかかっていることがわかりました。
では、実際にこの1回あたりの洗車におけるコストは高いのでしょうか。輸入品だから割高なのでしょうか。
その答えは、実はNOです。結論から言うと、国内で安価に販売されているシャンプーと実際のコスト差はほぼありません。
とはいえ、国内の量販店で店頭に並ぶシャンプーたちがほぼ1,000円以下で買えるのに対し、サムズのシャンプーは3,000円以上の価格となっています。購入価格だけを見れば圧倒的に国内メーカーのシャンプーの方がコスパに優れるように見えますが、実はそうでないからくりは「希釈率」にあります。
例えば、おそらく国内で一番売れているであろうカーシャンプー、シュアラスターのカーシャンプー1000の希釈倍率は80倍です。Amazonでの実売価格が755円なので、もし同じように15Lバケツでこのシャンプーを使用すると187ml、1回あたりの洗車におけるコストは149円になります。
サムズのシャンプーは142円/回、シュアラスターのシャンプーは149円。
実際は送料を加算していませんのでシュアラスターの方が総額からすると安くなるパターンがほとんどだとは思いますが、商品価格で比較するとほぼ同等で、決して割高とはいえないことがわかります。
特徴
記入中…