review | Autofinesse illusion show car wax

WAX

塗れ艶が特徴の天然素材のみで作られたカルナバワックス。流行りのセラミック等が配合されていない、クラシックワックスの代表格です。

概要

オートフィネスはイギリスの洗車用品メーカーです。
オートフィネスのillusionは、T1カルナバ含有率が48%の天然ワックスです。

サイズ

開口部が85φほどありますので、大きいサイズのワックスアプリケーターやワックスパッドが使えます。

その他ラインナップ

オートフィネスのワックスは、下記のようなラインナップ構成です。

  • Soul – 淡色カラー向けワックス
  • Fusion – 耐久性を上げたハイブリッドワックス
  • Essence – オールラウンダーなハイブリッドワックス
  • Passion – ヴィンテージ・クラシックカー向けワックス
  • illusion – ショーカーワックス
  • Spirit – メタリックカラー向けワックス
  • Desire – 超耐久性フラグシップワックス

illusionは、価格設定から見るとオートフィネスのワックスの中で3番目に高価なワックスとなります。

価格表

販売代理店による国内価格・現地のメーカー価格になります。
日本で実際に正規代理店から入手できる価格と、現地の販売価格を比較することで、日本でこのケミカルを使用する際のコスト感を確認します。

価格に対する意見については完全な主観となりますのでご了承ください。あくまで個人の感想となります。
オートフィネスの販売代理店は全体的に高めの価格設定で2.7倍の価格差があり、若干高めと感じます。

もしかしたら海外Amazonから個人輸入をした方が安く買えるかも…(個人輸入は自己責任となります)

艶感

イリュージョンはオートフィネスのワックスラインナップの中でも一番爆ツヤで、他メーカーと比べても、トップではないものの、割と上のツヤ側であることは間違いないと思います。

そのため「耐久性?撥水?知らんわ」と言わんばかりの性能偏り具合なのですが、これぞ昔からのザ・クラシックワックスと言えるような特徴だと個人的には思います。
このレベルのツヤで耐久性も撥水性も捨てていないワックスはいっぱいあるため、あえてこれを選ぶ理由があるかと言われたら正直ないと思いますが、テストパネルで左右で比較すると同じくらいのトーン落ちが確認できた撥水も耐久もそこまで捨てていないサムズのシグネチャーワックスよりもなぜかillusionの方が気に入ってるんですよね。なんでだろう…言葉でいいあらわせない、ツヤ具合の違いがあるのでしょうか。

撥水性

撥水、というか疎水性なのですが、2回も雨に打たれれば性能はがた落ちです。外保管だと雨に濡れなくてもどんどん疎水性能は失われていきますので、やはりショーワックス、使うならガレージやカーポート保管の車に向いていると思います。

疎水についても、きれいにまとまって流れる形ではなく、水玉の撥水角の小さい楕円系のベタっとした弾き方をします。
正直美しくないので、雨が近日降る予定ならば施工はやめておいた方が無難です。

撥水を少しでも期待するならばこのワックスは全く向いておらず、利用シーンとしてはその名の通りショーやイベント向けの一発の艶感出し、となると思います。

施工性

記載中

特徴

艶感の中で表現した「言葉で表せられない艶感」ですが、確かに「ある」と思います。このワックスは、施工直後よりも数時間~1日置いた方がより美しく感じるワックスです。施工後の翌日の朝に車を見ると、間違いなく施工時にはなかった艶感を感じられると思います。

そういう意味では、性能の高さがわかる・表現可能なワックスというよりは、感性に働きかける、まさに特別でillusionなワックスだと思います。

クラシックな特徴と、ワックスの艶感を楽しみたい愛好家にはオススメのワックスです。僕は大好きなので、このワックスを使い切るまで手放すことはないと思います。