review | sam’s detailing All Purpose Cleaner (APC)

APC

「All Purpose」とは「万能」という意味。あらゆる汚れや用途に使える一本です。

概要

サムズディテイリングはイギリスの洗車用品メーカーになります。
サムズディテイリングのオールパーパスクリーナーは、希釈をすることでインテリアやエンジンルームなどあらゆる場所への洗浄に使うことができます。

アップデートについて

サムズのAPCは2021年7月にアップデートされています。
性能については特に記載がないため、変更点は不明ですが香りが「ウォーターメロン(スイカ)」からアルカリ溶剤ではよくある「レモン・ライム」に変わっています。(色も赤から黄色へ変更)
個人的には、この香りの変更はすべきではなかったと考えています。
アルカリ溶剤はどうしても鼻にツンとくる刺激臭がしがちで、レモン・ライムの香りはその刺激が和らぎはするものの、なくなるわけではありません。このサムズのスイカの香りがするAPCは完全にこの刺激臭が隠されていて、苦手な人でも気にせず使えると思います。刺激臭がするからこそ、噴射により空中を舞う溶剤を不必要に体内に入れる危険性が減るので良いのかもしれませんが…

アップデート前(スイカ)は品番が641-123066で、アップデート後(レモン&ライム)は品番が641-123335です。
前面ラベルの説明書きも変更がありますが、記載内容はほぼ同じです。

価格表

容量ごとの販売代理店による国内価格・現地のメーカー価格になります。
日本で実際に正規代理店から入手できる価格と、現地の販売価格を比較することで、日本でこのケミカルを使用する際のコスト感を確認します。

価格に対する意見については完全な主観となりますのでご了承ください。あくまで個人の感想となります。
販売代理店として必要な経費・利益等を考慮すると、適正価格と思われます。

その他クリーナー商品との違い

サムズのラインナップには「インテリアディテイラー」や「タイヤ&ホイールクリーナー」と言った専用品も出ており、重複しているように思えます。
これらは、全てオールパーパスクリーナーで賄えるとは言えど、希釈前提=スプレーボトルが必要だったり、適切な希釈割合の溶液を作るのが面倒だったり、専用品としてより効果が高まる何かが付与されていたりだったりであえてこのようなラインナップにしているのだと思います。

個人的には、新車やすでにきれいな車、ディテイリング済の車には上記専用品ではなくオールパーパスクリーナーをメンテナンス寄り目的として使用し、汚れがひどい場合は専用品を使う、という分け方が望ましいのではと思います。
もしくは、あらゆる箇所の洗浄を徹底的に行いたいのであれば、専用品を複数個買うより、「オールパーパスクリーナー」を1つ買うことで経済的にフルディテイリングすることができるかと思います。